径約16cm 高約7cm・桐箱付 美しい絵付、流線型の渦に唐草、たいらけく広がり流れる波のような大海原を思わせる器形。轆轤の確かさとゆったりとしたまとまり、そしてこの大きさにして、この手取りの軽妙さ。あまりにも美しく、店主がしまうのを止めて譲っていただいた器です。時代や数があったとして、それで、この器の良さを何か下げる理由になるのでしょうか？ 古美術的なものをお求めであれば、茶古の器など全てとおりすぎていただけたら良いかと存じますが、器が好きで、友との遊茶に興ずるということであれば、どこまでも、ただただ好きになった器を使って笑い合いたいと思うものではないでしょうか。 わたしは、しびれました。そして、笑いました。 しびれて、笑っていただける方に。 口造り先端に欠けありですから、扱いにはどうぞお気をつけ下さい。漆直しをしても良かったのですが、バンソーコーを貼るには大袈裟かなと。 どうぞよろしくお願いいたします。